VTuberの配信の構成について考えてみる
配信の構成について 1時間の授業この1時間の授業は、以下のように構成されます。
幕前(5分〜30分)配信がはじまる準備
ステップ1)オープニング(5分)配信がはじまりを告げる
ステップ2)イントロダクション(5分)配信の目的や説明をする
ステップ3)メイン(30〜40分)配信の個性アイデンティティ
ステップ4)リスナー参加イベント(10分〜20分)配信をリスナーと一緒に楽しもう
ステップ5)エンディング(まとめ)(5分)配信の振り返りとまとめ
幕前(5分〜30分)配信がはじまる準備
幕前の準備(5分〜30分)
配信が始まる前の準備段階です。この時間を使って、以下のような準備を行います。
入室の準備:配信に必要な機材や資料を確認し、整えます。例えば、カメラやマイクの設定、使用するソフトウェアの起動などが含まれます。
挨拶の準備:配信が開始された際、最初に視聴者に向けてどのように挨拶するかの計画を立てます。視聴者を歓迎する言葉を用意しましょう。
配信枠のシェア:SNSなどで配信の告知を行い、視聴者に配信を知らせます。配信リンクの共有や、配信開始の時間を伝える投稿をすると良いでしょう。
機材チェック:音量やマイクの調整を行い、配信中に問題が生じないようにします。事前に音声のテストを行い、適切な音量やクリアな音質を確認しておきましょう。
前説の準備:配信が開始した際、視聴者をリラックスさせ、配信の雰囲気を作るための前説を考えておきます。例えば、その日の配信内容の概要を話す、軽いジョークを交えるなどが考えられます。
これらの準備は、配信の成功に不可欠です。スムーズな配信を行うためには、事前の準備に十分な時間を割くことが大切です。また、視聴者とのコミュニケーションを重視し、リスナーさんが配信を楽しむための環境を整えることが重要になります。
オープニング(5分)配信がはじまりを告げる
オープニング(5分)
配信開始を視聴者に伝え、配信の始まりを明確にする時間です。この段階でのポイントは以下の通りです。
配信開始の告知:配信が始まったことを視聴者に伝えます。明るく元気な声で「こんにちは!配信を始めます!」などと言うと良いでしょう。
タイトルコール:配信のタイトルをはっきりと言います。これにより、視聴者は配信の内容を理解しやすくなります。
オープニング動画の放映:事前に準備したオープニング動画を流します。これは視聴者の興味を引き、配信に対する期待感を高めるために役立ちます。
配信の開始をエネルギッシュに伝える:配信の開始を視聴者に対して積極的かつエネルギッシュに伝えます。例えば、「今日は楽しい時間を過ごそうね!」などの言葉を加えると良いでしょう。
オープニングは、配信の第一印象を決める重要な部分です。VTuberとして魅力的なオープニングを作ることで、視聴者を引きつけ、配信全体の成功につながります。配信の始まりを明るく、ポジティブな雰囲気で伝えることがポイントです。
イントロダクション(5分)配信の目的や説明をする
イントロダクション(5分)
配信の目的や説明を行う時間です。この段階では、以下のポイントに注意してください。
配信の目的や概要の説明:配信で何をするのか、どのような内容になるのかを明確に伝えます。例えば、「今日はこのゲームをプレイしていきます」や「この話題について話していきます」といった形で伝えると良いでしょう。
リスナーさんの注意を引く:リスナーさんが最も集中しているこの時間帯に、重要な情報を伝えることで、彼らの興味を引きつけます。
メインコンテンツへの導入:メインの内容に入る前に、リスナーさんが内容についていけるようにするための「クッション」を設けます。これは、リスナーさんが内容に慣れるための準備段階として役立ちます。
初見のリスナーさんへの説明:初めて視聴するリスナーさんのために、使用するツールや配信の特徴などの基本的な情報を説明します。
イントロダクションは、配信の流れをスムーズにし、リスナーさんが内容を理解しやすくするために重要な部分です。明確で分かりやすい説明を心がけ、リスナーさんを引き込むことが大切です。
メイン(30〜40分)配信の個性アイデンティティ
メイン(30〜40分)
配信の中心となる部分で、VTuberの個性やアイデンティティが表れる時間です。以下のように様々なコンテンツに分けられます。
講義の場合:特定のテーマについて詳細な説明と解説を行います。例えば、あるゲームの戦略や、特定の話題に関する深い知識を共有するなどです。
雑談の場合:日常の出来事やリスナーさんのコメントを基に会話を広げます。約10分を目安に3〜4のテーマを扱います。
トークテーマ(ラジオトーク)枠の場合:事前に設定されたトークテーマに基づいて話を深掘りします。各テーマに約10分を割り当て、3〜4テーマを取り上げます。
トークテーマ(ラジオトーク)コラボユニット枠の場合:他のVTuberやゲストと共にコーナーを作成し、各コーナーで約10分のトークを展開します。合計3〜4コーナーで40分程度を目安にします。
歌枠の場合:事前に選んだ曲(セットリスト)を歌います。季節やテーマに応じた選曲が良いでしょう。1曲約5分を目安に、合計8曲で40分程度を予定します。
歌フェスの場合:ゲストと共にパフォーマンスを行います。1組につき約10〜20分を割り当て、合計3組で45分程度を目安にします。
ゲーム枠の場合:ゲームプレイを行います。1プレイに約10〜20分を割り当て、合計3ゲームで45分程度を予定します。
ゲームコラボ枠の場合:他のVTuberやゲストとのゲームコラボを行い、同様に1プレイに約10〜20分を割り当てます。
イベント枠の場合:特別なイベントや企画を行います。1企画に約20分を割り当て、合計2企画で40分程度を予定します。
イベントコラボ枠の場合:他のVTuberやゲストと共にイベントや企画を行い、同様に1企画に約20分を割り当てます。
メインのセクションでは、VTuberの個性を最大限に発揮し、視聴者との交流やエンターテイメントの提供に重点を置きます。内容は多岐にわたりますが、配信者の特性やリスナーさんの嗜好に合わせて適宜調整することが重要です。
リスナー参加イベント(10分〜20分)配信をリスナーと一緒に楽しもう
リスナー参加イベント(10分〜20分)
配信をリスナーさんと共に楽しむための参加型の時間です。この時間帯の主な内容は以下の通りです。
講義や授業の場合:リスナー(学生)さんが学んだ内容を実際に使ってみる演習や発表の時間を設けます。これにより、リスナーさんは学んだことを実践的に理解し、さらに深めることができます。
まるまる凸枠の場合:リスナーさんが積極的に参加できるように、例えば歌枠やゲームコラボ、イベントコラボなどで「凸待ち」を行います。ここでは、リスナーが直接配信に参加し、一緒に楽しむことができます。
コミュニティ形成:リスナーさんとの直接的な関わりを通じて、より強いコミュニティ感を築きます。リスナーが配信に積極的に参加することで、より楽しい配信になります。
リスナー参加イベントは、配信者とリスナーさんが直接的に交流できる貴重な時間です。リスナーさんが参加することで、配信がより直接的で親密なものになり、視聴者の満足度を高める効果があります。参加型の内容は、リスナーさんの関心や配信のテーマに合わせて柔軟に選ぶことが大切です。
エンディング(まとめ)(5分)配信の振り返りとまとめ
エンディング(まとめ)(5分)
配信の終わりに行う、内容の振り返りとまとめの時間です。この段階での重要ポイントは以下の通りです。
講義や授業、トークテーマ枠の場合:その日に学んだことや話した内容を振り返り、重要なポイントをまとめます。これにより、リスナーさんが内容をしっかりと理解し、記憶に残りやすくなります。
歌枠の場合:アンコールや感動の余韻を大切にし、配信を神聖なものとして扱います。これは、リスナーさんに特別な経験を提供するために重要です。
ゲーム枠の場合:配信中のゲームのハイライトを振り返り、リスナー側やコラボ参加者からMVP(最も印象的だった人)を選んで、少しトークを楽しみます。
イベント枠の場合:配信のエンディングとして、最後に挨拶をし、次回の告知などを行います。
告知やアンケート:コラボ者の情報や自身の今後の活動についての告知を行い、リスナーさんからのフィードバックを得るためにアンケートを促します。
配信後のフォローアップ:配信が終了した後、リスナーさんに感謝のメッセージを送ります。これにより、リスナーさんとの関係をより強固にし、次回の配信への期待を高めます。
SNSの活用:配信後にSNSで感謝の言葉を述べたり、配信中の写真を共有することも、リスナーさんとの絆を深めるのに役立ちます。
エンディングは、配信を締めくくる重要な部分で、リスナーさんに感謝を示し、次回の配信への期待を高める良い機会です。この時間をうまく活用して、リスナーとの関係を強化しましょう。
まとめ
VTuberとして1時間の配信を行う際の全体的な構成について、具体的にまとめてみましょう。
幕前の準備(5分〜30分)
配信開始前の準備段階です。機材のセットアップ、SNSでの告知、挨拶の準備、機材チェック(音量やマイクの調整)、前説の準備などを行います。
オープニング(5分)
配信開始を告げる時間です。タイトルコール、オープニング動画の放映、配信開始のエネルギッシュな伝達などを行います。
イントロダクション(5分)
配信の目的や概要を説明し、リスナーさんが集中しているこの時間帯に重要な情報を伝えます。
メイン(30〜40分)
講義、雑談、トークテーマ、歌、ゲームなど、配信のメインコンテンツを展開します。講義ではテーマの詳細な説明を、雑談ではリスナーさんのコメントを取り入れた話題を、トークテーマでは深い話題について、歌やゲームではリスナーさんの楽しみを提供します。
リスナー参加イベント(10分〜20分)
リスナーさんが直接参加できるイベントやアクティビティを行います。講義の演習、歌やゲームのコラボ、イベントの参加などを通じて、リスナーさんとの交流を深めます。
エンディング(まとめ)(5分)
配信の振り返りとまとめ、リスナーさんへの感謝の表明、次回の告知、アンケートやフィードバックの依頼、SNSでの感謝の言葉や写真の共有などを行います。
これらが1時間の配信構成の全体像です。配信の進行に合わせて、各セクションの時間配分を調整することが重要です。リスナーさんとのコミュニケーションを重視し、絆を深めていきます。また、配信内容を柔軟に調整して、楽しく有意義な時間を共有し、より充実した配信をみんなで楽しんでみましましょう。